ヨーロッパサーフィン大国 ポルトガル
photo&text / takashi watanabe
ポルトガルと言えば「ナザレ」
大きなウネリが入るたびに世界中からビッグウェイバーが集結するポイントで日本でも有名ですね。
ポルトガルは知る人ぞ知るサーフポイントが数多くあるヨーロッパのサーフィン大国の一つです。
そんなポルトガルの中で、近年ロングボーダーを中心に話題になっているサーフタウンがあります。
それが、Ericeira(エリセイラ)です。
2019年ロングボード界のカリスマ「ジョエル・チューダー」主催「VANS DUCT TAPE INVITATIONAL」がエリセイラで開催され一気に注目の的に。
今回はそんなロングボーダーの間で話題のサーフタウン「エリセイラ」を旅した映像と共にポルトガルのサーフィン事情を紹介していきたいと思います。

目次
ポルトガルサーフポイント

ポルトガルは北大西洋に広くひらけていてあらゆるウネリをキャッチします。
特に北部と中部はフラットになる事が比較的少なく、常に波があるようです。
ただ、周りに風を遮るものが何もなく、オンショア等の風が吹き込んでくるとすぐにコンディションが乱されてしまう欠点もあります。
私が行った際も2日間は強烈なオンショアが吹いていてサーフィンは厳しかったです。
ただ風が止んだ日は面もクリーンでサイズもそこそこあり楽しめました。
風の情報はこまめにチェックですね。

Nazare(ナザレ)
世界中から「ビッグウェーブに人生をかけるサーファー」が集結する世界的なポイントです。
2020年10月に歴史的スウェルが到達した事で大きな話題になっていました。
崖の上から観戦する大勢のギャラリーも名物です。
Praia do Lagido(ラジド)
ナザレの南西40km、大西洋にちょこんと突き出たカルボエイロ岬にある漁村の町Peniche(ペニシェ)にあるシャローなリーフブレイクポイントです。
WSLワールドツアーの一部をなすイベント「リップ・カール・プロ・ポルトガル(Rip Curl Pro Portugal)」の会場にもなっています。
Ribeira d’ilhas(リベイラ・ディラス)

エリセイラを代表するサーフポイントです。
2019年に「VANS DUCT TAPE INVITATIONAL」、2020年「MEO Portugal Cup of Surfing」など数多くの世界的なコンテストが開催されるポイントです。
比較的ミッグレングス・ロングボード向きの波質です。
私はお目当だったリベイラ・ディラスに行きました。
どんなポイントでダクトテープが開催されたのか知りたかったからです。
いまでも崖の上から見た絶景は忘れません。
鳥肌かたつほど綺麗な海岸線で、うっとりしばらく眺めていました。
波は勿論、ポイントの駐車場にサーフショップとカフェがあり、アフターサーフものんびりくつろげてしまいます。
海あがりのビール。
1日中ビーチで過ごせれます。
最高な雰囲気でした。
ポルトガルは世界的なコンテストが多数開催されているほど「波の宝庫」です。
ヨーロッパを代表するサーフィン大国もうなずけれます。
エリセイラってどんな街?
エリセイラはポルトガルの西海岸に位置する伝統的な漁師の街です。
食事もとても美味しく特にロブスターが絶品です。
立地も首都リスボンから車で1・2時間(約35km)と比較的近くサーフタウンとしても有名です。
実は近年日本でも「知る人ぞ知る」サーフタウンで話題になっている所なんです。
街並みがノストラジックで白ベースに青色・黄色などのラインで塗られた建物が街全体を彩っていました。
どこを歩いても映画のワンシーンに出てきそうな場所ばかりです。
夜中まで飲み歩いていましたが特に治安も悪そうではありませんでした。

サーフショップ
WAVEGLIDERS
今回ロングボードをレンタルしたサーフショップ。
日本のサーフィン雑誌Blue.などにも取り上げられてる有名店。
シェイパーNICO氏による「WAVE GLIDERS」オリジナルボードもハンドメイドで展開。
オルタナティブ・ロングボードが店内にズラリと並んでいます。
MAGIC QUIVER
こちらもエリセイラにあるオシャレなサーフショップです。
「Magic Quiver Surf Lodge」も展開しており宿泊は全泊こちらでステイしました。
SNAP PHOTOS
実際のスナップ写真です。
是非ご覧になって下さいね。
















まとめ
いかがでしたでしょうか?
ポルトガルは本当にオススメなサーフトリップ先です。
サーフィンだけでなく街並み・食事・絶景。
魅力的な事ばかりでした。
現地の方も親切でフレンドリー。
英語も通じるので安心です。
今回はエリセイラに行きましたが、次回は他のエリアにも足を運びたいと思いました。
必ずまた行きたい場所です。
是非皆様もサーフトリップの候補にいれてみて下さいね。
・
今回の旅の模様がサーフィン雑誌「Blue.No.79」に掲載されています。
こちらも気になる方は是非チェックしてみて下さいね。

・
DAYLIGHT PHOTOWORKS
takashi watanabe
