ロングボードの楽園 バツカラス

photo&text / takashi watanabe

バツカラス

近年ロングボーダーを中心に日本でも認知度アップ。

「アジアのヌーサ」とも呼ばれるほどの極上のマシンウェーブがあると聞き、行ってきました。

実際に行った際の写真も含めて、「バツカラス」の魅力を解説していきたいと思います。

「ロングボーダーが行きたくなる理由」がわかります。

「バツカラス・ブルー」海の色が印象的でした。

バツカラスってどんな所?

インドネシア・ジャワ島中南部に位置するバツカラス。

「パワースポット」としても有名です。

「アジアのヌーサ」と言われ、ロングボーダー・ツインフィン・ミッドレングスを愛用しているオルタナティブサーファーに近年高い人気を集めているポイントです。

メインポイントは遠浅の入り江に沿って、これぞ「マシンウェーブ」と言わんばかりの規則正しいライトブレイク。

200m超のロングライドもコンディション次第で可能です。

実際にステイ中、200m超のロングライド可能な日もありました。

すごい波でしたよ。

ボトムもサンド、波質もメローで柔らかいので初心者の方でも安心。

お隣のポイントはサンドがリーフでパキパキのショルダー。

距離はメインポイントほどは乗れませんがノーズライディングには最適な波質。

サイズが上がり過ぎなければリーフでもロングボードを楽しむ事も可能です。

規則正しいブレイク。ロングボードに最適です。

バツカラスまでの道のり

ジャカルタ空港でのサンセット。陽の強さが印象的でした。

はっきり言って遠いです・・・

いえ、ちょっぴり遠いです。

私が行ったルートは、

日本(関空)~ジャカルタ

ジャカルタ~ジョグジャカルタ

ジョグジャカルタ~バツカラス(車で7時間)

といった、飛行機乗り換え、車で現地までのコース。

トランジットなどを合わせるとほぼ1日は移動という感じです。

飛行機よりは車の移動が特にハードでした。

中々の凹凸な道のりで眠りにもつけず・・・

ただ、「移動の疲れを忘れてしまうくらい波がいい」のは確かです。

宿泊施設

バツカラスでの宿泊施設はAirbnbやホテル予約サイトなどで取ることが出来ます。

エアコン等の設備がしっかりしたホテルやバンガロータイプ、中々ヤバめな感じの施設もあります。

私たちは日本のツアー会社オススメの「ジャワコープホテル」に宿泊しました。

エアコン、Wifi、屋外プール、朝食付き等々しっかりしたホテルで居心地最高でした。

メインポイントの目の前で歩いて20歩くらいですぐビーチです。

宿泊先に迷ったらこちらのジャワコープで間違いないです。

波がない日ものんびりしていていい感じでした。

ベストシーズン

崖の上から。うねりが本当に綺麗です。

「最高だと聞いて来たのに波がない。」

しっかりとこちらはチェックしておきたいですね。

バツカラスのベストシーズンは、日本の冬12月~3月が最もいいと言われています。

ただサーフシーズン的には6~8月を除く9ヶ月との事。

ローカルの情報によれば5月も比較的当たるみたいです。

のんびりなピーク。

ローカルサーファー

Husni ridhwan (フスニ)

バツカラス出身のスタイルマスターで、普段はAUS在住のフスニ・リドワン

THOMAS SURF BOARDのショップで働きながらメディアにも多数出演しています。

クラシックな日産のDATSUNに乗っていました。カラーがめちゃくちゃお洒落でした。
リーフポイントでの、ハングテン。この日は夕方スコール。その前のひととき。

Deni (デニ)

通称「デニ・ブラックボーイ」DEUSのライダーです。

地元の兄貴的存在のフスニにインスパイアされて急激に技術が向上したとの事。

リーフポイントでの、ハングテン。
メインポイントにて、watershotで撮影。

Tedi hardware (テディ)

最後に弱冠20歳のTedi(テディ)。

ハタチには見えない貫禄あるライディング。

一緒に行ったメンバーもTediのポテンシャルの高さには驚かされていました。

圧巻のハングヒール。
個人的に腕の位置が好きです。

まとめ

毎朝、この光景。ホテルから20歩です笑

世界的なトップサーファーが育っているのもこの波を見れば頷けれます。

メインポンイトがロングライド出来るメローな波質で、リーフポイントはパキパキのウォールでノーズライディングの練習には最適な波。

この二つのポイントが目と鼻の先の距離。

原付バイクで5分くらい。

こういう立地は世界中見渡しても中々無いのでは。

ローカルもフレンドリーで食事も美味しく物価も安い。

条件揃いまくっています。

ロングボーダー・オルタナティブサーファーは「一度は訪れるべき場所」ではないかと思いました。

子供達も海での遊びに慣れていました。

DAYLIGHT PHOTOWORKS

takashi watanabe

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