ヨーロッパサーフィン発祥の地 ビアリッツ
photo&text / takashi watanabe
Biarritz(ビアリッツ)
「ヨーロッパサーフィン発祥の地」と言われているビアリッツ。
写真家にとって興奮してしまうほどフォトジェニックな街でした。
美しい海岸線。
ヨーロッパのリゾート地を象徴するような可愛らしい建築。
そして、何故か様に見えてしまう現地の人。
どれをとっても絵になる。
今回はそんなアートな街ビアリッツを、
実際に撮ってきたスナップ写真も含み、解説していきたいを思います。
ビアリッツとは?
「ビアリッツ」って聞いた事ありますか?
何か名前だけでカッコよく聞こえてくるのは私だけでしょうか?
どこにあるのかわかりますか?
場所は、昨今日本で大人気の「バスクチーズケーキ」のバスク地方。
フランス南西部、スペインとの国境付近の海辺の街です。
日本で言うと鎌倉を更に超高級リゾート化した感じの街です。
19世紀中頃までは捕鯨が盛んな漁村にすぎなかったみたいですが、
フランスの皇帝ナポレオン3世とウジェニー皇后によるロマンスが、ビアリッツをリゾート地へと変えるきっかけを作る事に。
ナポレオン3世はこの地に離宮を建設し、愛の証としてプレゼントしたそうです。
その結果、ビアリッツにはヨーロッパ各国の王家・貴族が保養のために集まるようになり、今日の発展につながっていくことになったとの事です。
「ナポレオン3世?」
歴史の授業で出てきましたが、ビアリッツの発展に関わっているとは。
歴史を感じますね。
なお、この時の離宮は現在、イギリス王室も利用する5つ星ホテル「オテル・デュ・パレ(Hotel du Palais)」に転用され、街のシンボルにもなっています。
このような経緯で今日ではフランス人は勿論、
ヨーロッパ諸国の人々にとっても「高級リゾート地」として知られるようになったようです。
それもそのはず、海のすぐ側にカジノや高級ブティックが。
パリのファッション業界、世界的ファッションの都に居場所を置く業界人たちが週末を過ごす場所でもあるみたいです。
何だかそれだけですごい場所だなと思っちゃいますね。
憧れちゃいます。
「私はビアリッツより魅力的でより素晴らしい場所を知らない」(ヴィクトル・ユーゴー)という言葉があることでも有名です。
アクセス方法
日本からビアリッツまでのアクセス方法は、
日本 ~ シャルル・ド・ゴール空港 約12~13時間
シャルル・ド・ゴール空港 ~ ビアリッツ空港 約1時間
乗り換え時間も含めると大体15時間前後。
中々、長いフライト時間です。
価格は、時期によっても違いますが、安値で往復約13万円代~。
私が行った時は、運よく約12万円で行けました。
シーズン・タイミングによって価格は結構変動するみたいです。
要チェックです。
サーフィン
ビアリッツは「ヨーロッパサーフィン発祥の地」として知られています。
ミッキー・ドラは1997年~2003年、
世界チャンピオンのトム・カレンもビアリッツに惚れ込み、
5~10年住んでいたほど波のクオリティーも高いです。
現在では国際大会まで開かれるほど、サーフィンが広まったそうです。
また状況次第で国境をまたぎ、サンセバスティアン・サラウツなどの世界的なポイントに気軽に足を運べられるところもいい点です。
アメリカのピーター・ヴィエルテル監督が、ヘミングウェイの『日はまた昇る』の映画のために、こちらでサーフィンをした逸話もあるようです。
Cote des Basques(コート・デ・バスク)
ヨーロッパサーフィンの発祥の地と言われていて、
国際大会も行われるほど有名なポイントです。
日本のサーフィン雑誌「Blue.」でも何回か特集されていて読者ならお馴染みかと。
遠浅の砂浜でビギナーでも安全。
サーフショップやスクールなどが充実しており、手ぶらで行っても問題ない感じです。
私が訪れた5月の時期でもスクール生などで大賑わい。
また観光客も多く、海水浴客も多かったです。
満潮時は砂浜が無くなるほどコンディションが変化します。
潮の状況は必ずチェックした方が良さそうです。
ビーチ沿いにはお洒落なカフェやレストランもたくさんあります。
サーフィンも楽しみ、観光も満喫されたい方には特に最適なポイントかと。
お隣の「グランド・プラージュ」もサーファー・海水浴客で賑わっていました。
こちらはショートボード向けの波質かなと感じました。
SNAP PHOTOS
ここからはスナップ写真です。
是非、拝見して下さいね。
こちらは現地の有名な写真家さんのインスタグラムです。
とてもいい写真ばかりですので拝見してみて下さいね。
まとめ
ビアリッツの街のご紹介いかがでしたでしょうか?
少しでも雰囲気感じていただけたでしょうか?
本当に魅力的な街で、サーフィン・観光どちらも楽しめると思います。
是非サーフトリップの候補にしてみて下さいね。
オススメですよ。
私は時間なく日帰りでしたが、泊まってみたかったというのが素直な気持ちです。
朝陽を眺めながらコーヒーを海岸で・・・
想像しただけでもまた早く行きたくなってしまいます。
「安全な世界が1日でも早く戻りますように」
DAYLIGHT PHOTOWORKS
takashi watanabe