写真家の旅 美食の街 サンセバスティアン
photo&text / takashi watanabe
こんにちは。
写真家の渡辺高士です。
スペインの古都「サンセバスティアン」
この小さな街に世界中から多くの人が集まる理由とは。
訪れたのは、確か2年前。
新型コロナパンデミックの直前でした。
写真を初めて旅に魅了され、様々な国へ行くようになり、
中でもサンセバスティアンには魅了され、影響を受けた場所でもあります。
今回はそんな世界屈指の美食の街サンセバスチャンを解説していこうと思います。
サンセバスティアン 場所
「そもそもどこにあるの?」
スペインの北東部、北側がビスケー湾に面している街です。
スペインとフランスをまたがるエリア、バスク地方に位置します。
私はビルバオ空港からZarautz(サラウツ)を滞在拠点にし、
サンセバスティアンまではレンタカーで移動していました。
サラウツからは1時間くらいだったかなといった距離感です。
スペインで人気のビーチリゾートで、特に夏場は世界中から観光客が訪れる為、大賑わいとの事です。
私達が行った5月でもスゴイ人でした。
サーフィン
「サーフィンも盛んって本当?」
はい、盛んです。
スペインは物価が安く美味しい料理も楽しめる為、サンセバスティアンもサーファーに人気のようです。
街が海沿いに栄えているのでサーフィン後のバル巡りも容易に楽しめるのも人気の秘訣。
実際に私達もサーフィンをしてからバル巡りしました。
訪れた時期が5月でこちらは白夜。
夜の9時頃まで明るくてサーフィンも出来てしまいます。
日本では味わえない感覚を楽しめました。
私達が行った時はサーファーは10人程度で波もオンショア腹くらいのサイズ。
混んではいませんでしたが、ピークにセットが入ればいい波はローカルが乗せてくれません。
「セット全然乗らせてくれない」
海から上がってきた直樹さん。
中々ピークはピリピリしていたようでした。
ビーチではサッカーをしていたり散歩をしていたり、仲間で座り込んでいたり、
と大勢の人で賑わっていました。
日本ではあまり見かけない光景でした。
バル巡り
サンセバスティアンといえば世界屈指の美食の街。
中でもバルはミシュランの星が総計16あり、うち三つ星レストランが3軒もあるとの事です。
旧市街にはバルが100軒以上も。
「何軒行っただろうか?」
楽しすぎて覚えていませんが、5・6件はハシゴしたと思います。
どのお店も超がつくほどの満員で大賑わいでした。
お店の中では食事が出来ず、大概隣接してあるテラスで立ち食い。
バルの外や教会の階段や道端で飲食されてる人も多く、映画のワンシーンのような光景があちこちで。
もはや街全体がバルという感じでした。
そのせいか、日本の居酒屋のように最後にまとめて精算ではなく、1オーダーごとに精算するスタイルでレジ前は常に行列。
街中の活気がものすごかったです。
スペイン料理 ピンチョス
ピンチョスはスライスしたパンの上に、色彩鮮やかな小料理をのせて上から串で刺している小皿料理です。
食材はチーズやオリーブ、生ハムや海鮮などさまざま。
どれも、ワインやビールに非常に合うおつまみ的な料理です。
ここバスク地方が発祥地だと言われているようです。
個人的に海鮮系のピンチョスがとても美味しくてハマりました。
何故か普段あまり口にしないワインをオーダーしてみたりと・・・。
こんな話をしていると無性にまた食べたくなってきます。
また行きたくなる理由
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
サンセバスティアンの魅力、少しでも伝わりましたか?
結論、絶対にまた行きたいです。
都会の空気感とビーチの開放感が調和され、
どこを見ても映画のワンシーンのような光景。
写真家にとってはたまらない場所でした。
生活の中にビーチがある感じ?
海が溜まり場になっていて、海での過ごし方がすごく魅力的でした。
豊かな暮らし方の秘訣なのかもしれませんね。
勉強になりました。
自分の生活の中にも豊かな時間を積極的に作ろうと思いました。
サーフィンに関しては、
サーフトリップでヨーロッパを選ぶ事は、移動時間なども考慮すると中々ハードルが高いかもしれません。
でもそれより何よりも、刺激的な旅になると私は思います。
この旅で得たものは非常に多く、世界観も拡がりました。
ここバスクはサンセバスティアンの他にもサラウツやフランス・ビアリッツなど様々な素晴らしいサーフポイントがあります。
移動距離もそれほど遠くないし、国境をまたぐのもeasy。
本当にオススメですよ。
現在は新型コロナパンデミックによって、様々な移動が制限されています。
移動を制限される社会を体験した事がなく、これほど苦しいのかと思われている方も多いのではないでしょうか。
私もそのひとりです。
1日も早く終息して、また旅に出られるような平和な世界に戻って欲しいですね。
心から願います。
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DAYLIGHT PHOTOWORKS
takashi watanabe